子は宝だといわれながら、少子化の傾向から脱したという話はなかなか聞くことができません。
最近発表された合計特殊出生率が1.39から1.41に改善されたといっても、昭和41年のひのえうまの年の1.58を初めて下回った平成元年の1.57を大きく下回ったままです。
その最大の原因は女性の社会進出とそれによる仕事と育児の両立の難しさだとされているのは周知の通りです。
では、そもそも少子化問題に対して十分に対策は取られてきたと言えるのでしょうか。もしくはもうこの問題を解決することはできないと考えるべきなのでしょうか。
それとも他に根本的な原因があるのでしょうか。
一体、若い人達は明るい未来像を描けているのでしょうか。
確かな希望を持って結婚を考えているのでしょうか。
結婚したいと思ったときに結婚できているのでしょうか。
経済的な面で家族を養っていけると言えるだけの自信は持ち合わせているのでしょうか。
それとも子供を生んで育てたいという本能は人から衰退してしまったのでしょうか。
このようなことを問うていく中で、別の少子化対策、違った子育て支援を考えていくことはできないのでしょうか。
ひょっとしたらこれまで出された資料やデータなども見る視点を変えれば少し違った姿が見えてくるのかもしれません。
デフレが悪いという話もききます。景気がよくなって生活に余裕が出来る人が増えれば、子供の数が増えることが期待できると思います。
返信削除しかし、それだけだと、デフレ以前の合計特殊出生率の現象が説明がつきません。
結局、資金的な支援をしているだけでは不十分で、「子供を生まなければいけない」といった規範を教育していくのが大切なのだと思います。
仰るように教育の側面から、例えば学校で「家族って素晴らしい」、「祖先から受け継がれてきたからこそ存在する自分」という感覚を持ってもらう授業も必要なのだと思います。
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